2009 年03 月16 日
ダイヤモンドを造る
3D映像の投映に使う分子構造模型を作った。ダイヤモンドの分子模型だ。
炭素原子だけでできている。
実は今使っている分子模型はダイヤモンドを作ろうとして失敗したものなのだ。
炭素原子から結合の腕が4本出ていて正4面体構造なのだがうまく共有結合になると、6角形の構造になる。前回は失敗して5角形やら4角形の部分ができてしまった。
今回は原子(発泡スチロール球)の結合腕の場所に印をつけるための正4面体の治具から作ってみた。それと結合腕(竹串)の長さも少し長くして3D映像の視点が内部に入りやすいようにした。このダイヤモンドの結晶構造の中に入っていくのだ。
竹串に印をつけ、先を枝切りで斜めにカット。ボンドを付けて発泡スチロール球に差し込む。
うまく共有結合させるコツ(前回の失敗のわけ)がわかった。つながった原子(となりの発泡スチロール球は60度回転させておかなくてはならなかったのだ。また途中で失敗しかけたが、修正して続けていくと、ついに正8面体構造(ピラミッドを2つ合わせた形)のダイヤモンド結晶が現れた。市販の分子構造模型とは違い多少いびつだが充分美しい。
有機化学美術館 おもしろい形、美しい形、不思議な形、驚く形の分子の姿を載せたサイト。
とてもおもしろい。書籍も出ています。
有機化学美術館
投稿者:ヒゲキタ
at 17 :14| 日記
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